鞘師里保

10月29日、鞘師さんがモーニング娘。を年内で卒業することを発表した。あの13人がどんなモーニング娘。を作っていくのか楽しみだった。プラチナ期みたいな1つの時代を作っていくんじゃないかとワクワクしていた。それでもモーニング娘。には卒業がある。鞘師は卒業していく。残された時間を楽しむためにここで私の中の鞘師を振り返りたい。ブログを毎回チェックしたり、雑誌を欠かさず購入したりというマメなタイプではないし、鞘師推しというわけではないため鞘師里保という人物をよく知っているわけではないがそんな私の中の鞘師を振り返りたい。

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私はOne・Two・Three出戻り女なため、初めて鞘師さんを知ったのはOne・Two・ThreeのMVだった。この時道重さんと田中さんしか知らなかったためもちろん鞘師さんの名前も知らず、私の中では「赤の子」だった。しかもこの時は茶色の衣装を着ている飯窪さんが不憫でしょうがなく鞘師さんをあまり気にしていなかった。それからどんどんハマり動画を見るうちに次第に全員の名前も覚え、ポジション的なのも覚えていった。小学生の頃にモーニング娘。にハマっていた時のような気持ちで見ていた私は、歌割りが多い鞘師さんを「ズルい」と思っていた。他の子は歌割り少ないのにこの子だけ「ズルい」と思っていた。モーニング娘。は実力社会だから何もズルくないと今は思えるが、当時の私はモーニング娘。を応援するにはまだまだ未熟だった。
歌割りが多くダンスがうまく、不動のセンターだった鞘師さんを私はしっかりしている子、まじめな子、堅い子と思っていた。しゃべくり007に出演したときの印象からもトークは得意じゃないのかなと思っていた。私が持っていたこのイメージは2014年9月28日に行われたモーニング娘。´14秋ツアーGIVE ME MORE LOVEの仙台公演で覆った。この公演のMCではメンバー数人が動物の絵を描きそれにまつわるトークをするといったものだった。この時小田さんはアンゴラウサギを描いていたのだがその絵は白いモコモコに口らしきものがついているだけの絵で一見動物だとは思えない。小田さんの絵が決して下手なのではない、そっくりである。アンゴラウサギが本当にそんな感じの姿なのだ。その絵を見て鞘師さんと石田さんあともう一人忘れたが誰かがいろいろと思い当たる動物を上げていくのだが、その時に鞘師さんが発した一言「うちが飼ってた白カビじゃない?」この発言である。この発言を聞いたとき鞘師里保って面白い人なのかもしれないと思った。鞘師さんと白カビについては検索していただきたいが、ざっくりいうと白カビの写真をうっかり、気づかず、ブログにあげてしまったという話である。あの発言から自虐的な鞘師さんを見ることができて少し鞘師さんを身近に感じることができた。完璧を身にまとっている人じゃないんだ、ちょっと抜けてるところも自分から見せてくれる人なんだと思うことができた。
最近放送された関ジャムでは佐藤さんに注意する部分が放送され、ステージの上では見られない鞘師さんを知ることができた。私は鞘師さんにどこか孤高のエース感を感じていたので後輩に指導する鞘師さんを見ることができて少しホッとした。鞘師さんはちゃんとグループのことを見れくれている、そう感じたからだと思う。

私は鞘師さんを注目してきたというわけではないのでこれを読んで「いやいや、鞘師はそんな子じゃない」と思われた方もいるかもしれないが私の中での鞘師さんはこんな感じだった。いつもセンターで歌って踊る彼女はモーニング娘。をどういう風に見ていたんだろう。彼女は自分の未来に何を見ているんだろう。また私たちの前に姿を現してくれるのだろうか。いろいろ思うことはあるが12月31日までモーニング娘。エースの鞘師里保を噛みしめたい。